■　近況はブログの方で更新します

（2015/04/01）

大学のホームページ管理の仕組みが変わり、
更新作業がやや煩雑となったため、
簡単な近況の記録は、ブログにて更新していくことにしました。

ブログへのアクセスは下記のアドレスからどうぞ。

http://takatani.cocolog-nifty.com/
「高谷哲也＠鹿児島大学の2、3のつぶやき」

■　4年生卒業の日に

（2012/03/23）

今年も4年生が卒業する日が来た。

1年半の間、
ともに学んできた学生たちが卒業していくのは、
正直寂しいものである。

しかしそれ以上に、
社会人としてスタートを切る未来ある若者たちが、
これからどのような活躍をしていってくれるのか、楽しみでもある。

それぞれ異なった道を歩んでいく7名だが、
この1年半で経験したことが、
少しでも彼・彼女らのこれからの歩みを支えるものとなってくれればと思う。

この1年半の間に、
私自身が彼・彼女らに、
大きな成長の機会を与えてもらったからだ。

■　自主的な卒論の研究成果発表がもつ意味

（2012/02/12）

今年度も、
私のゼミ所属の4年生が、卒論発表会を開いた。

昨年私のゼミを巣立った卒業生をはじめ、
他のゼミに所属している3年生や、
まだ所属ゼミが決定していない2年生までが、
休日の実施にもかかわらず出席してくれた。

4年生は皆、1年以上にわたり、
悩み、苦しみながら卒論研究に取り組んできた。

その研究成果を、
初めて話を聴く人にもわかりやすくきちんと説明し、
かつ後輩へのエールもこめて報告・発表する。

その先輩の姿は、
言葉では伝えることの難しい、
「学びに向かう姿勢」ともいうべきものを、
確実に後輩へと伝えてくれているように思う。

また、
指導教員として4年生には、
「最後まで真剣にやりきった」という実感が得られる区切りの場、
「自分の取り組んできたことをきちんとプレゼンし」、
それを「しっかりと他者に受けとめてもらう」ことを経験できる場、
そのような舞台を用意してやりたいと思っていた。

そんな小さな経験の蓄積が、
これから社会に出て、
様々な荒波を乗り越えていく際に極めて重要となる「何か」を、
学生の中に芽生えさせてくれるのではないかと考えるからだ。

その意味でも、
多くの人が自主的に発表会に参加してくれ、
4年生にそのような舞台を与えてくれたことに、感謝した1日だった。

■　卒論最終検討会を経て年を越える

（2011/12/22〜23）

12月も終わりに近づき、
卒論研究も最後の追い込みの時期となった。

そんな中、
一人ひとりの卒論研究の内容を、
ゼミ生全員で検討しあう最後の機会として、
12月22日、23日の2日に渡る卒論最終検討会を催した。

卒論提出まであと約3週間。

年末年始の論文執筆ラストスパートに突入する前に、
他人だからこそ気づける「論理の飛躍」「矛盾」「考察の不備」などを交流する。

他のゼミの指導教員も可能な範囲で参加してくださったため、
学生達は貴重な学びの機会を得ることができた。

この最終検討会も、
学生自らその必要性を感じて実施したものである。

このような学びへの真摯な姿勢は、
卒論を完成させるという目的以上の財産を、
学生達に与えることになるだろう。

■　2泊3日でゼミ合宿

（2011/11/18〜20）

　

11月、2泊3日でのゼミ合宿を実施した。

当ゼミの4年生と3年生の全員参加のもと、
4年生の卒業論文について検討する。

1人あたり2時間の検討という、
合計14時間にわたるハードスケジュールである。

開始1日目は、
正直「あと何時間この作業が続くのか…。」
といった面持ちの面々だったが、
終わってみれば、「あっという間」だったとの感想もこぼれた。

もちろん、
途中、集中力が切れることもあっただろうが、
参加者全員が頭をフル回転させなければならない場面が何回もあり、
思考力と集中力維持の良いトレーニングになったことだろう。

「しっかりと検討をしたいので、1人2時間は検討の時間が欲しい」と、
4年生たちみずからが提案し、企画した合宿である。

そのような高い意識とそれをやりきる力をもった学生たちを、
学生時代の自分と比べればただただ尊敬するばかりだし、
指導教員としては誇りに思う。

なによりも、
一人ひとりの報告内容に対して、
参加者全員が真剣に向き合う姿勢がみられたことが嬉しかった。

3日目は、
みんなでおいしいランチも食べて、大満足で帰路についた。

　

■　新ゼミ生加入

（2011/08/21）

　

ゼミに新たなメンバーが加わった。

新しく3年生が3名加わり、
これからともに学んでいく。

今日はその歓迎懇親会を開いた。

講義や演習の中での関わりでは話題にならないような事も含め、
様々な話の交流ができ、とても有意義な時間だった。

学生と教員の相互理解において、
インフォーマルな会話の重要性をいつも感じる。

指導教員として、
彼・彼女らの成長にどのように寄与できるのか、
また新たな模索が始まる。

これから1年半、
どうぞよろしくお願いします。

■　卒業生との再会

（2011/08/11）

　

今年の3月に私のゼミを卒業した卒業生の3名が、
近況報告の食事会を設定してくれた。

小学校教員として勤めている2名と、
大学院に進学した1名だ。

残念ながら1人は体調不良で再会することが出来なかったが、
それぞれの道で日々がんばっている姿に安心するとともに、
自分が学生の目にどのように映っていたかを聴かされ、
恥ずかしくも身の引き締まるひとときを過ごした。

現4年生の1人も、
急遽駆けつけてくれ、
互いに様々な情報交換ができた。

このような機会を、
今後も大切にしていきたい。

■　ゼミ再開

（2011/08/03）

　

8月3日、
教員採用試験集中期間が終わり、
週に1度のゼミを再開することになった。

卒論から遠ざかっていた間に薄れた感覚を、
いかにはやく取り戻すかが当面の課題である。

しかし、
まずは「採用試験のための勉強」からの解放感にみんなで浸り、
気持ちを切り替えるために、
おつかれパーティーからスタートすることとなった。

昨年卒業した先輩も駆けつけてくれ、
4年生を激励してくれた。

また、
サプライズで私の誕生日まで祝ってもらった。

よくよく考えてみると、
一番元気づけられたのは、私だったのかもしれない。

■　新年度スタート

（2011/04/01）

4月1日、新年度がスタートした。

1日から早速新入生オリエンテーションが始まり、
8日の授業開始日まで、
大学院生、教育実習など、
様々なオリエンテーションが続く。

教育学専修には、
新たに20名の若者たちが加わった。

本サイトの内容も、
新年度バージョンに切り替えていこうと思う。

■　学生の卒業に想う

（2011/03/25）

3月25日、
4年生が卒業の日を迎えた。

6名の私のゼミ生たちも、全員が無事にこの日を迎えることができた。

思えば、彼・彼女らが所属研究室を決定する3年生の時に、
当時着任したばかりの私の研究室を訪ねて来てから、
もう1年半以上が過ぎたことになる。

当時、将来の進路に悩んでいた面々も、
今はしっかりと先を見据えて歩んでいる。

いつも思うが、
大学3年生から4年生の間の学生の成長には目を見張るものがある。

それだけ深く将来のことに悩み、
真剣に自分と向き合い、
自ら決断し、行動した結果なのだろうと思う。

また、卒業論文の執筆を通して、
各々の学生の論理的思考力、分析力、表現力等が、
目に見えてみるみる向上していくことにも驚かされる。

このような学生の劇的な成長を間近でみられる幸せは、
大学教員に与えられた特権だと言ってもよいだろう。

みなさん、卒業おめでとう！
そして、1年半の間、ありがとう。

さらに成長したみなさんに会える日が今から楽しみです。

■　3年生卒論テーマ検討会

（2011/03/02・03）

3月2日、3日と、3年生の卒論テーマ検討会を開いた。

・卒論で追究しようと思っているテーマ
・研究のキーとなる言葉（キーワード）についての説明
・出席者での質疑応答、アドバイス

おおよそ以上の内容を、
1人1時間を持ち時間として行う。

私のゼミには7名の3年生が所属しているため、
各々の予定の合間を縫って、2日に渡っての実施となった。

この会にも、すでに卒論を終えた4年生が参加し、
様々な質問やアドバイスをしてくれた。

3年生が関心を寄せるテーマは、実に多様である。

・塾で高度な受験指導を受けている児童がいるクラスで指導方法をどう工夫するか
・幼小連携（小1プロブレムへの対応）の課題にどう取り組むか
・小学校外国語活動における担任教員だからこそできる教育活動とその意義
・学校、教師の側からみた学校支援ボランティアのあり方
・子どもと子どもをめぐる状況の変化に教師はどのように対応するか
・職業教育の国際比較からみた日本のキャリア教育のあり方について
・学校教育が果たすべき役割と学校選択制の是非

この関心の多様性を活かし、
互いに学び合えるゼミとしていけるよう、私も努力し続けようと思う。

■　卒業論文発表会

（2011/02/18）

2月18日、卒業論文発表会を催した。

すでに卒業論文試問会を終えているが、
私のゼミ所属の4年生の申し出による自主開催である。

他のゼミの学生や、
ある卒論生が調査でお世話になった先生も会場に足を運んでくださった。

3年生にとって、
先輩がこのような機会を自主的に設けてくれることの教育的効果は、
計り知れないものがあるだろう。

それは、
私が指導教員として指導する形では決して実現することのできない、
学びに対する姿勢のような、
目に見えないが、とても大切なものを3年生に伝えてくれているに違いないのだから。

■　成績処理と授業改善

（2010/08/09）

現在成績処理に追われている。

今年の山場は、
160人分の総合的な学習の時間の指導案採点、
80人分のレポート採点、
40人分のプレゼンテーション課題の採点だ。

毎年この1週間は、
講義、会議、学生対応、学外業務等の仕事以外の時間は、
土日も深夜まで研究室に缶詰になり、採点・成績処理に取り組む壮絶週間となる。

指導案などは、1時間あたり8人分の採点が限界であり、
正直なところ、2・3時間も採点し通しだと頭から湯気がでそうになるほどつらい。

そんなつらくて大変な作業であるが、
課題の採点を通して、
学生にどの程度の力が身についているかが確認されると同時に、
自身の講義の問題点・改善点も見えてくる。

学生の課題に目を通していると、
自身の予想を超えて定着している力がある一方で、
思ったよりも身についていない力も確認される。

それはなぜなのか。
自身の講義のあり方とどう関連しているのか。

採点しながら同時にそんなことを考え、
上の写真のように、
自身の授業計画や講義資料、ワークシートにも修正・改善の朱を入れていく。

今期も多くの学生が積極的に授業に参加し、
真剣に課題に取り組み、身につけた力を表現してくれた。

そこから読み取れる情報を、
いかに自身の教育改善にも活かしていくか。

限られた時間と力量ゆえにできる範囲に限界があるとはいえ、
それを真摯に追究し続けていくことこそが、
大学教員に課せられた学生との真剣勝負のひとつの形なのかもしれない。

■　卒論ゼミ合宿での学び

（2010/06/20）

6月19日からの1泊2日で、
学生企画によるゼミ合宿が実施された。

私のゼミに所属する4年生6名が、
各自がこれまでに進めてきた研究内容を報告し、
内容や表現の洗練、
今後の課題の特定などに全員で取り組む。

時には、写真のように付箋を用いて、
報告者の問題関心や先行研究の知見を整理したり、
報告された内容の構成（章立て・節立て）を組み直したりといった、
報告や議論の方法にも工夫が生まれる。

それらが自然と営まれる姿や、
そこでの高い集中力と議論の深まりに、
この1年間の学生の成長が見て取れる。

最終的に合宿をふりかえり、
「1泊2日では時間が足りないから、
次はもっと時間をかけて取り組みたい」
との感想が共通して出された。

指導教員としてこれほど嬉しいことはない。
しかし同時に、
その意欲に応えられるだけの力も身につけなければならない。
私自身にとっても多くの刺激をもらえる2日間となった。

この合宿を一旦の区切りとして、
4年生は1ヶ月後に迫る教員採用試験に集中することになる。

■　発表する意義・発表を聴く意義

（2009/12/04）

3ゼミ合同合宿は、
何度も学生の集中力と質問内容の質の高さに驚かされた。

発表内容に対して、
研究の特に重要な部分（キーとなる用語の定義や理論等）を、
的確に捉えて質問・意見が出されていたことに驚嘆させられた。

発表した4年生は、
これから何に重点的に取り組めばよいか、
より良い論文にするにはどうすればよいかなど、
提出までのあと約1ヶ月、
集中的に取り組むべき方向性がクリアになったことだろう。

また、それ以上に、
発表を聴いた3年生が学んだことは計り知れない。

4年生の各発表内容について、
「ここはどういう意味だろう」
「ここはこれで良いのだろうか」
「ここは不十分じゃないだろうか」
といった疑問等について、
3年生たち自身で意見を交換し、話し合っていた姿が強く印象に残っている。

なぜならそれは、
4年生の発表を題材に、
「研究とはどういうものか」
「論文を書くとはどういうことか」を、
自分たちの力で学びとる学習が営まれていたと言えるからである。

■　霧島でゼミ合宿！

（2009/12/04）

霧島で2泊3日のゼミ合宿を実施した。

今回の合宿は、
4年生の卒業論文中間発表と、
3年生の卒業研究テーマ発表を柱としたもので、
私のゼミも含めた3ゼミによる合同合宿という形での実施である。

金曜日の3限に大学で卒論演習（3年生対象のゼミ）を実施し、
その後霧島に向かい、合宿がスタートする。

夕食後には早速4年生2人が卒論中間発表を行い、
参加者全員で内容を検討する。

2日目は、
午前に4年生が2人、
午後に4年生が1人発表を行い、
その後3年生が卒業研究のテーマについて報告する。

■　教育実習事後指導で経験を整理

（2009/10/13）

参加観察実習と教育実習が終わり、
3年生と2年生は実習で経験した事柄を、
イメージマップを作成することを通して整理した。

学生が作成したイメージマップを見れば、
実習において実に様々な経験を積んでいることがわかる。

それだけに、
強く記憶に残るもの以外の大量の経験は、
その量に埋もれてしまう可能性が危惧される。

そこで、
それらをバラバラに記憶しておくのではなく、
ある程度カテゴリー化したり、
構造化したりした形で振り返っておくことによって、
各経験を関連づけて記憶できないかと考えた。

また、
作成したイメージマップを他の学生と交流することを通して、
経験が異なる者の間でも共通性が見いだされることなどを確認し、
一定程度の概念化を行っておくことによって、
再び大学で学ぶ理論との関連が見えやすくなることを期待している。

■　教育実習が始まりました

（2009/09/02）

いよいよ3年生の第一免許教育実習が始まりました。

2年生は参加観察実習、
1年生は学校体験と、
9月は実習が目白押しです。

私も実習委員としてがんばります。

■　研究室の不要品がようやく片付いてきました

（2009/07/24）

本日、ようやく粗大ゴミ収集日をむかえました。

4年生の皆さん、
大量の粗大ゴミの処理と配置換えに協力ありがとうございました。
本当に助かりました。

やっと自分の研究室への模様替えがスタートできます。

またいつでものぞきに来てください。

■　教育学部の皆様、よろしくお願いします

（2009/04/01）

4月1日より、教育学部講師として勤めることになりました。

鹿児島＆大学に関しては皆さんの方が先輩ですので、
いろいろ助けてもらうことになりそうです。

どうぞよろしくお願いします。